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インフルエンザでよくある、クラリス処方と腰痛

寝ている子ども

インフルエンザにかかってしまった友人等から、こんな話を聞くことはないでしょうか。
例えば、インフルエンザはウィルスが原因のはずなのに、高ウィルス薬の他に抗生物質も処方された、とか、インフルエンザに感染したらなぜか腰が痛くてしょうがない、等です。

病院でインフルエンザと診断されると、ウィルスを退治するためのリレンザやタミフル等の抗ウィルス薬を処方されるというのはよく聞きますが、同時に抗生物質のクラリスが処方箋に載っていることも多いです。
抗生物質はウィルスではなく細菌に効く薬ですが、これは、免疫力が落ちている状態では、普段は平気な細菌でも体内で悪さをしてしまう危険性があるからです。
またクラリスには、呼吸器系の粘膜の免疫力を高めて、ウィルスの勢いをそぐ効果があります。
さらに、ウィルス性の感染症から回復すると抗体ができて、同じウィルスには感染しなくなりますが、クラリスはこの抗体作りの強い味方。
通常であれば、インフルエンザの症状が重いほど強い抗体ができるので、抗ウィルス薬で症状を抑えてしまうと抗体も弱いものしかできません。
ところがこのクラリスを服用すると、軽い症状でも強い抗体をつくることが可能になります。
病院でクラリスも同時に処方するのは、これらの理由によるものです。

また、インフルエンザにかかるとなぜかひどい腰痛に悩まされる人が多いのも事実です。
体はウィルスに対抗するために血管を広げて熱を出しますが、そのために体が放出する物質プロスタグランジンは、関節痛等の全身症状としての痛みも発生させてしまいます。
この痛みは、足や腕、背中や首などにも起こりますが、高熱で寝込むことで、痛みが腰に来る人が多いのです。
寝込むときには、腰に負担のかかる仰向けを避け、横向きに寝て、できれば寝返りを良く打つようにすると少しは軽減されます。